肺がん4期の告知を受けて、抗がん剤、樹状細胞ワクチン、放射線、ガンマナイフなどの治療で2年経過。

2013年5月

2013年5月

5月1日 
 タルセバ(282)、体が痛くて、4時に目が覚める、大きく息をすると胸が痛い。立ったり座ったりする時や背中に力が加わると痛みがあるが、薬を飲んで体操をして動き始めると痛みも忘れていろんなことが出来る。同じ事を続けると背中が痛くなり、横になって背中を時々伸ばす。庭に出て買ってきたマリーゴールドとゴーヤの苗を植える。

5月4日
 タルセバ(285)、昼からひうちの湯へ行く。夕方、滋賀に住んでいる従妹が病気の見舞いに来てくれる。元気そうな姿を見て安心したと喜んでくれる。松山から帰ってきた母とも会って昔の懐かしい話が出来て良かった。

5月7日
 タルセバ(288)、娘が大阪のお土産を持って孫と来る。画廊喫茶さぼうるに同級生二人が油絵を出展しているというので一緒に見に行く。それぞれの性格がでているきれいな絵で、いい趣味を持っていていいなと思う。息子にお母さんも何か見つけて始めたらといわれるが仕事ばかりしてきた今となっては、なかなかしたいことは見つからない。ケーキと紅茶を飲んでお店を出る。

5月10日
 タルセバ(291)、背中と脇腹と胸に痛みがあり夜が明けるのを待ちかねて起きる。薬を飲んでテレビ体操をする。体調によって座ったまましたり立ってしたりする。朝食の用意をして外へ出る、種を植えたサニーレタスがいっぱいできて毎日食べる。娘の家のたわわに実ったさくらんぼが赤くなったので、たくさん採って帰って子供のいるところなどへあげるとかわいくて甘いので喜ばれる。昼過ぎ隣にいた幼なじみのKちゃんが来て夕方まで話す。

5月11日
 タルセバ(292)、体調は同じような感じで安定している。雨が降って庭にいっぱい芽を出しているコスモス、百日草、ほうせんか、を植えかえる。夕食に今が旬の鰆の刺身と煮付け、白子の吸い物を作る。

5月13日
 タルセバ(294)、外来、背骨のMRI、レントゲン、血液、尿検査をする。背骨と肋骨のガンと脊髄のガンはそのままで脊髄の所のガンは直接神経にあたらないというか、あまり病状の出ないところにあると言う前回のCTとMRIを比べても大きさじたいはわからないという。痛みは以前より強くなっていると思うがロキソニンでなんとかなるので、病院に新しいMRIが入る7月に写真を撮ることにして、また様子を見ることになる。血液検査のほうはあまり変わりなくLDが少しずつ上がって325になっている。(500~600)になるとガンが増殖しているという。卵巣の中のガンはあまり症状のでるところではないので、どうなっているのか今回はそのまま。月一回のランマークの注射をする。お昼に海鮮丼を食べに行くが半分しか食べれない。

5月14日
 タルセバ(295)、背中と脇腹、胸の痛みに気分悪さがあり、4時半に起きる。早めに薬を飲む、30分で効いていた薬も今は1時間以上かかる。薬が効いているときは普通に動ける。広島焼きのお好み焼を食べに行くが量が多くて半分食べて持って帰る。出かけた後は疲れて帰ってすぐ上向きになって背中を伸ばす。

5月16日
 タルセバ(297)、6時~7時の涼しい間に庭の草引きをする。痛みはずっとあるがじっとしているよりは気分転換になる。つつじ、バラ、アマリリス、アストロメリア、ガーベラ、コスモス、てっぽう百合など次々とお花がいっぱい咲くので退屈しない。剪定ばさみと小さなクワを持って庭を回り、疲れたら横になって休む。庭に植えたトマト、キュウリ、ゴーヤもぐんぐん伸びて可愛い花を咲かせ実をつけている。こういう生活が今の私には一番合っていると思っている。

5月18日
 タルセバ(299)、畑に大きな桃の木が2本ある。見てみると梅干しくらいのきれいな実がびっしりなっているので袋をかけに行く。大きく高く伸びた木はバッサバッサ切り落とし、桃の実もほとんど落として一枝に一個だけ袋をかける。一度に出来ないので少しずつ手伝ってもらいながら4~5日かけてする。美味しい桃が出来るか楽しみにしている。昼からマイントピアへ行く。シャクヤク祭りのために手前から車が進まず駐車場まで行くのに時間がかかる。シャクヤクを見て風呂にはいってゆっくりする。

5月20日
 タルセバ(301)、体がだらしく胸と背中の痛みはあるが痛み止めを飲んで、松山の母の所へ行く、母を連れて道後のふなやへお風呂とランチを食べに行く、食事はいろいろ選べて、庭を眺めながら380年の歴史が感じられる宿でゆっくりデザートまでいただいた後、中庭の廊下を通ってお風呂へ行く。お風呂で使うものは全部そろっているので、手ぶらで行っても大丈夫、ゆったりのんびり檜風呂につかり割安料金で高級感が味わえた。

5月24日
 タルセバ(305)、体のムズムズ感で朝5時に起きる。外へ出ると気持ちがよく庭の手入れをする。天気がいいので冬物の洗濯をしたりかたずけをして、楽しみの一つにしている株を見る、ここ4,5日の日経の乱高下に一喜一憂する。畑にある10本あまりの枇杷の木の早い分が色ずきはじめ少しだけとってくる

5月27日
 タルセバ(308)、体の調子は痛み止めでコントロールしているが、背中の痛みはとりきれない。娘は心配して動けるとき、食べれる時にいろんなところへ行こうと時間ができると誘ってくれる。今日は長男と娘の三人で木の香温泉へ行く、近くのお蕎麦屋さんへ行く予定が、休みなのでレストランで食事をしてお風呂に入って、帰りに寒風山の水を汲んで帰る。玉ねぎやジャガイモの取入れもする。

5月28日
 タルセバ(309)、下痢、体全体の痛みが増してくる。庭の草引きをしていても背中が痛くなってすぐ横になるタルセバを毎日飲むようになって頭の湿疹が首の方まで広がり体全体に赤い湿疹ができ、鼻の中のただれもなかなか治らない。頭のかさぶたと一緒に髪の毛がたくさん抜け出す。

5月31日
 タルセバ(312)、夕方から子供、孫10人全員で、病気になる直前に行ったことのある西条の歓喜庵へ行く。黒瀬ダムを見下ろす新緑の中にある本館の乳白湯のお風呂にまず入る。白い粘土が混ざった変わったお湯で床も洗面台も木(檜)で出来ている。さっぱりした後、離れの月庵へ行くと囲炉裏にパチパチと炭火が弾けていて、ごちそうが並んでいる。鮎、さざえ、えび、いか、肉、野菜を焼きながら少しでも長く元気で居られるようにと乾杯をして、次々と出される料理をよく食べ、孫の一発芸などもあり楽しいひと時だった。心配していた体調も調子がよく車を運転して帰る。

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