肺がん4期の告知を受けて、抗がん剤、樹状細胞ワクチン、放射線、ガンマナイフなどの治療で2年経過。

2011年7月

2011年7月

7月1日
  7時40分に家を出て、福山の病院へ樹状細胞ワクチン療法のための血液検査に行く。しまなみ海道経由で10時15分に、病院に着く。免疫細胞療法の最新型、樹状細胞ワクチン療法について、いろいろ話を聞き、どの人工抗原が合うかを調べるための採血をする。結果がわかれば、7月15日くらいに成分採血をすることにして帰る。  1日300cc飲んでいたフコイダンを、症状が落ち着いているので、200ccにする。

7月2日
  10時に、孫をイオンに連れて行って、誕生プレゼントに靴や本などを買ってあげる。体調が悪く息苦しさ、胸の痛み、しんどさがあり、夕方、病院へいく。CTを撮ると、また水が溜まっているので、そのまま入院して様子を見ることにする。点滴と心電図の器械をつける。

7月3日
  今回の治療計画は、癌性心膜炎による心タンポナーゼに対して、心嚢ドレナージを行う。

7月4日
  血液検査の結果、白血球が4000ある。1時半から主治医の先生らが来て心嚢ドレナージをする。エコーで針を刺す位置を探す。今度は右側に水があるので、右の胸から抜く、痛み止めの注射を何箇所かするが、背中までピリッとする。狭いスペースに針を入れるのは、大変難しいそうだ。1時間で500ccの赤い液が出る。ご飯は半分食べる。夜中に点滴も終わり、900ccの液が出る。

7月6日
  朝、熱いタオルを持ってきてくれて、顔と体を拭く。心嚢水はかなり色が薄くなって1日、300cc位出る。

7月7日
  レントゲンを撮る。心嚢水の中へ、抗がん剤のカルボプラチンを点滴で入れる。娘がお弁当持参で、昼間ずっと来てくれる。いろんな人が次々来てくれて有難い。長男は毎日、朝晩必ず寄ってくれるのでほっとする。心嚢水は、300cc出る。

7月9日
  4時トイレをしようと、ベットの下のポータブルに座った後、急に気分が悪くなり、ナースコールを押して、ベットに倒れる、気が付くと、看護師さん2人が、名前を呼びながら肩をたたいている。なんかモーローとしている。すぐ血圧を測って、先生に連絡してきてくれる。心電図、レントゲンを撮り、血液検査もする。点滴を始め酸素マスクもするが、検査結果は異常なく、一過性のものだろうという。

7月11日
 レントゲンとエコーを撮りに、車椅子で行く。、上を向いて寝ると息苦しく、咳をすると背中のほうまで痛い、管が詰まって、2日間液が出ていなかったようで、7日のレントゲンの時よりも水が溜まっている。針を動かして、麻酔なしで一針縫い、洗浄する。300ccあまり水が抜けると、息苦しさはとれる。

7月12日
  心嚢水の洗浄をする。500ccの水が出る。夕方2回目の洗浄をする。

7月13日
 昼から心嚢水の所へ抗がん剤、ブレオを入れる今までと違った種類なので、フコイダンとの合性が良いと水がピタリと止まるかも?期待して、フコイダンも、300ccに増やして飲む。      
 福山の病院から手紙がくる。樹状細胞の治療の人工抗原が、「WT1」がいいということと、治療費が、1758000円位だという。
    
7月14日
 レントゲン、エコーを撮る、水はかなり引いたが、洗浄を続ける。

7月18日
 夜中、咳をした後、胸がビリビリと痛く、苦しく眠れない。痛み止めを飲む。洗浄をしたが痛みはとれず、胸の針を刺している所から、液が滲んでいて、テープを取り替えてもらう。夕方胸がチクチク痛み出し、変な気分悪さ、息苦しさがあり、我慢したが眠れそうにないので、痛み止めを飲む。

7月19日
 朝、レントゲンを撮って、昼から心嚢水の管をのける、モニターもはずす。体についていたものがなくなって,スッキリ。ところが、足はヒョロヒョロ、右半身胸から肩にかけて、チクチク痛みが走る。夕方先生が来て、金曜日に福山の病院へ行くのなら、その前にと、胸水をベットに座ったまま、背中から抜く、600ccも抜けたと、黄色い液を見せてくれる。胸水の中に、入院当初は、ガン細胞はなかったが、今回も調べに出すという。今まで、胸水のことなど、先生から聞いていなかったので、ビックリする。痛みが治まらないので、痛み止めを飲んで寝る。

7月21日
 胸の痛みはずっととれず、痛み止めで抑える。屋上へゆっくりと歩いて行ってみる。久しぶりにシャワーもする。

7月22日
 朝、病院を出て10時に福山の病院に着く。体温、血圧を計った後、免疫樹状細胞ワクチン療法の、成分採血のための血管に、血管が出やすく、痛みが無くなるシールを貼る。診察をうけて、お金を払い込む。
 パジャマに着替えて、アフェレーシスの部屋のベットに横になる。左手から血をとって右手に返すよう大きな針を刺して固定する。途中で遠心分離機をとおして、単球だけをとって残りの血液は、元の体に戻す。12時から始まって、機器がパタパタと動き出す、少しした所で、活性リンパ球治療用の血液もとる。採っている血液の10%しかとれないらしく、今30ccとれました、30分たちました、後1時間くらいです、と係りの人がずっと付いて、いってくれる。血の出が、じっとしていると悪くなるので、ゴムまりをつまんだり、握ったりする。2時半に終わる。    
 今日採った血液は、すぐ培養に出して8月11日に出来るという。それから2週間毎に、ワクチンの投与に来ることになる。7回の予定、8月12日に1回目、と活性リンパ治療もする予約をして帰る。先生が中国から持ち帰ってくれた紅豆杉をもらって帰る。

7.月23日
 肩から胸にかけてのだるさと痛みがとれず、外泊をあきらめる。
今日は咳が出て、初めて痰がでる。痛み止めを飲む。

7月26日
 レントゲン、尿、血液検査、心臓エコー、とる。心嚢水は、今の所かなり抜けている。胸水が少し溜まっているが、明日、1ヶ月半ほどしていなかった、抗がん剤をするという。

7月27日
 10時から抗がん剤の点滴、吐き気止めをした後、パクリタキセル、カルボプラチンをする。

7月28日
 心嚢水は、今の所おちついているが、胸水の中に、腺ガンが見つかり、水の溜まり具合によっては、水を抜いた後に、抗がん剤を入れる処置をしないといけないので、経過を見るために、盆明けまで入院することになる。息苦しさ、しんどさで、上を向いても横を向いてもねむれない。

7月31日
 朝、迷っていたが外泊することにして帰る。スーパーへ寄って買い物をして帰る。椅子に座りながらそろそろ部屋のかたずけもする。風呂に入りやっぱり帰ってきてよかった。

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